9.アトリエヒロ

 

アトリエヒロは1971年の創業以来、主に百貨店の美術画廊や催会場などで陶芸品を販売させていただき、今日に至っております。
備前、唐津、有田、萩…等々、多様な日本のやきものの美を若手作家から人間国宝、芸術院会員、物故巨匠の作品まで幅広く、皆様にご紹介するべく日々尽力しております。 花を生け、お茶を一服、料理を盛り付け、お酒を一献と工芸品には使える楽しみがあります。末長く愛着をもってお使い頂ける、ほんとうにいいものと出会って頂きたい、それが私どもの願いです。
2015年8月にはギャラリーをリニューアルし、天井高でガラス張りの明るい空間となり、近代的なレイアウトが可能になるなど、これまで以上にお楽しみいただけるよう心がけ、一人でも多くの作家をご紹介できるように様々な展覧会を企画しています。
皆様の御来廊をスタッフ一同、心よりお待ち申し上げています。

 

「-三彩・白磁・青瓷- 加藤 清和・庄村 久喜・津金 日人夢 展」

会期: 4月11日(水)〜4月17日(火)
開廊時間: 11:00〜19:00 (最終日〜17:00)会期中無休
作家在廊日: 加藤清和:全日程在廊予定
庄村久喜:14日(土)、15日(日)、16日(月)、17日(火)在廊予定
津金日人夢:全日程在廊予定

 

■ごあいさつ

ごあいさつ 陽春の候、皆様ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、アトリエヒロでは『‐三彩・白磁・青瓷‐ 加藤 清和・庄村 久喜・津金 日人夢 展』を開催させていただきます。
従来は低火度で焼成される為、脆さが弱点であった三彩を高火度で焼成することによって耐久性を高め、 端正なフォルムとその造形に施された釉薬の色、流れの美しさから国内を問わず海外でも高く評価される加藤清和。 素地と釉薬という異なる素材の組み合わせで成立する白磁に於いて、 素地も釉薬も全く同じ素材の組み合わせで成立させる新たな技法を確立し、 日本磁器発祥の地である有田から白妙磁・白妙彩磁と名付けた独自の白磁を展開する庄村久喜。 数ある焼物の中でも最も困難な物と言える青瓷を手掛け、青瓷一筋に、青瓷の色・形といった青瓷の本質的な魅力を追求し、 優しくも力強い造形と美しい色の作品は現代に於ける伝統を体現しているとも言える津金日人夢。 人気実力共に兼ね備え、今後日本の陶芸界を担っていくであろう三人の先生方がなぜこのタイミングでグループでの展覧会を、 ましてや大阪の一ギャラリーで開催するのかと不思議に思われる方も多数おられるのではないかと存じます。 本来、先生方の展覧会はそれぞれ個展での開催を予定しておりましたが、 「今まで個展での発表をメインに活動してきた同世代の三人の作家が、今後10年20年と作陶を続けて行く過程で、 三人纏まった形での展覧会を開催する機会はないであろう。それならば40代の一番エネルギーの溢れる今、 三人で一つの展覧会に本気で取り組んでみよう。そして20年30年経った時、若い時にアトリエヒロでこんな展覧会をしたね と思い出話が出来るような良い展覧会をしたい。」とのお話を先生方から頂戴し、今回の展覧会を開催させて頂く運びとなりました。 本展では『陶芸の本流』を大きなテーマとし、中国で生まれ日本に伝わった焼物の王道ともいえる三彩・白磁・青瓷を、 現代の日本の陶芸家がどのように向き合い、どう表現をするのか。 それぞれ個のテーマとして、加藤清和『深みのある色彩・シャープな造形』、 庄村久喜『ロクロの回転から生まれる土との対話・対話から感じる土の生命力を植物・花・木の実等の生命力に置換する表現』、 津金日人夢『青瓷の品格・青瓷の王道』を掲げ、 100余点を一堂に展観いたします。ぜひ御高覧賜りますようご案内申しあげます。

アトリエヒロ
丸山 石造

■プロフィール

加藤清和

1970年 京都市に生まれる
1990年 京都府立陶工高等技術専門校陶磁器成形科修了
2002年 靖山窯2代目を襲名する
2003年 陶芸財団展審査委員賞 受賞
2004年 陶芸文化振興財団会員に推挙される
    陶芸美術館展大賞グランプリ 受賞
    日本伝統工芸展入選
2005年 日本陶芸展入選
2007年 長三賞現代陶芸展ビエンナーレ奨励賞 受賞
2013年 第22回日本陶芸展大賞 受賞
2016年 第63回日本伝統工芸展 日本工芸会奨励賞

庄村久喜

1974年 庄村健の長男として有田町に生まれる
1997年 熊本工業大学(現・崇城大学)工業化学科卒業
1999年 佐賀県立有田窯業大学校卒業
    同校の嘱託員として2年間勤務
2004年 日本伝統工芸展 入選
2009年 一水会陶芸展 一水会賞 受賞
2011年 日本伝統工芸展 日本工芸会奨励賞
2014年 西部伝統工芸展 朝日新聞社大賞 受賞

津金日人夢

1973年 熊本に生まれる
1993年 有田窯業大学校ロクロ科修了後、熊本に戻り作陶を始める
2002年 西部工芸展 初出品 入選
2004年 くらしの工芸展 グランプリ熊本日日新聞社賞 受賞
2005年 第18回日本陶芸展 初出品 入選
    第52回日本伝統工芸展 初入選
2014年 「青磁のいま」出品-東京国立近代美術館 他
2016年 第22回美濃茶碗展奨励賞 受賞

左から
庄村久喜《白妙彩磁花入》
白磁 W7.5×H21.5cm
2017年
津金日人夢《青瓷蓋壷》
青瓷 W17.5×H14.0cm
2017年
加藤清和《藍彩菱形方壷》
三彩
W12.5×D8.6×H30.1cm
2017年

 

アトリエヒロ

Address: 〒541-0044 大阪市中央区伏見町4-3-9 HK淀屋橋ガーデンアベニュー1F
Tel: 06-6210-4644
Web site: http://at-hiro.jp/